食肉報告
夏本番に向け、我々の部活動も一段高が必要と認識している。
それゆえ昨日からソウル・ステップクラスの後に、
Street Freestyleクラスにも参画。
Street Freestyleは、その名の通り、ガチだった。
昨日は派手でLockな動きが多かったが、
町場でも特に黒い方の若い衆が好みそうなファンキーさ。
黒汁度75%。
2コマ終わった頃には腿に力が入らない状態。
でも、こういうきついことをする自体が充実感を生む。
とにかく自分を逆境へ追い込んでいれば何とかなる的な。
で、一段高は食い物にもということで、
定番のジョナサンはもう卒業。
ドリンク・バーは小金井あたりの高校生に任せとこうということで、
今後は2コマの間に失ったカロリーを劇的に快復するために、
クラスの後にノルマとして食肉をビルドインすることにした。
そこまですることが、復讐なのである。
そもそもブロンクスの止むに止まれぬ日常から発生したHipHopやストリートダンスなわけだが、平和ボケした俺たちは、空調の聞いたガラス張りのスタジオで、パルコのアディダスショップでGetしたオシャレジャージを着て、それを習得することができる。
ハイファイステレオから流れるR&BのMix(Eternal / Stayなどが入っている)に乗せて、周りの兄さん・姉さんに混じって柔軟体操をしているときほど、資本主義がもたらす幸福を感じることは無い。ディープな黒人文化のフィジカルな、プリミティブな気持ちよさを、一介の東洋人である自分が享受している実感。
(参考)
- 作者: 七類誠一郎
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そんな至福の瞬間の後には、食肉を。
スタジオから246まで環七沿いに進む途中にあるのが、
通称「食肉コンプレックス」と呼ばれるハイブリッド食肉ビル(東京都世田谷区野沢2丁目30-3 )。
ケネディステーキハウス、焼肉市場、そして俺たちが訪問した牛銀と
肉を供するテナントしか入っていない。
なお、ケネディステーキハウスは、
バワーリーや、駒沢レストラン同様、
いわゆる駒沢系のカップルが、わんこ同伴でお食事できる地元密着型店舗。
さて、問題の牛銀であるが、まず俺たちが度肝を抜かれたのは、
店員の「うちはタン扱ってないっす。高けーから。」との宣言。
おいおいおいおい俺はさておき、キャステラにとって牛タンは生命線だよ。
その時点で相当テンション㊦。
とはいえ、レバ刺しは旨かった。肉もなかなか旨いと思う。
が、牛タンが無いと言うのはどうだろう。
ただでさえ世田谷は焼肉激戦地。安くておいしい店は珍しくない。
「らぼうふ」も「大樹苑」も「びーふ亭」30分程度で行ける距離にあるのだ。
その辺、人それぞれにとっての牛タンの占める重みが問われてくるのだ。
(パイン)