食肉報告①

U30にとっての食肉の重要性啓蒙の一環として、
ものの道理として、今後食肉を報告していくこととする。
本日も例によって俺は、昼も夜も肉を食った。ピース。
しかし、朝食べていないという失態は重い。
叶姉妹以降「モーニングステーキしようよー、ふたーりでー」
が正しいセレブの口説き言葉になっているからだ。

東京駅キッチンストリートの黒毛和牛ハンバーグ専門店、Vimonにて。
当然、諸星和己張りの一匹狼1人ランチ(3日連続)。
ジューシーハンバーグ(¥1680)で攻める。

通常ハンバーグはひき肉をこねまくっているので、肉の原型の味がわかんないが、
ここはステーキ用のすね肉を包丁で小間切りにしてこねているので、肉々しい。
素材に自信があるため、味付けは塩コショウのみなので、
ソースではなく肉の味のするハンバーグだ。

渋谷の七輪焼き、ゆうじにて。言わずもがなの人気店だ。
店内ケムリだらけで、2メートル先も見えない。見えるのは肉と、君の瞳だけ。
ベイエリアOLのバイブル『林檎と蜂蜜』でも、大西と歩の初デートはホルモン焼き屋だったし、

林檎と蜂蜜 1 (マーガレットコミックス)

林檎と蜂蜜 1 (マーガレットコミックス)

確か、カリスマホスト零二さんも名著『ガブガブいっちゃえ!』のなかで、「プライド高めの女には、あえて、はずしたデートをして知らない世界を見せるっていう手もある」と力説しており、
ガブカブいっちゃえ!

ガブカブいっちゃえ!

それまでは友達あるいはただの同僚だったあの子を、2回目ぐらいのサシのデートでこういう女子だけでは来れない一見野蛮な場所にエスコート。
確か零二さんは、そのときの誘い文句で、「においつくけどマジうめーんだこれが。だから、棄ててもいい服着て来いよ」ということで、普段よりもドレスダウンした彼女の一面を見ることができるんだと主張。
今の時代、焼肉のデオドラント化(=希薄化)の影響を受けていない店も珍しく、確かにこの店に2人で来たカップルは、そのまま最後まで行くこと確実。

が、俺は今日は兄貴分のUG HipHop番長と食いに行ったのだ。
味はもちろん悪いはずが無い。特に、ミノ、膵臓はここでしか食えない程の逸品。


しかし、そんな味よりも印象に残ったことがあって、後ろの席で30代後半のオヤジ2人組がかなりかわいい20代半ばの女子3人と七輪つついてた。チューブトップとか着てるんだけど、もれ聞こえてくる話からして同伴ではない。OLだったら、東証二部とかJASDAQクラスの企業なら、エース格(通称ジュエリー)として登板できるクラスだ。


ここでポイントとなるのは、2対3というところ。1人頭エース級の女子1.5人を相手にしているわけで、伊達に歳を取っていないということ。言うまでもなく、オヤジが若い女とサシで焼肉というのは、あまりにギトギトしててカッコ悪いが、2対3で自分はマッコリちびちび飲みながら、若い女子の食肉を見物し、たまに「あれ、汗出てきたね」とか何とかの言葉を投げかけてるっていうのは、ちょっとプレシャス&デリシャス*1、カプリシャス。


30を迎えるに当たり「ちょいモテ」とか、曖昧な掛け声だけに終始することは予め不毛だと解りきっているのでどうでもよろしい。それよりも、2対3の実現。カルロス・ゴーンに言われるまでも無く、目標は定量的である必要があるからだ。


今後もこのブログでは、俺の日々の食肉模様について熱心なレポートをしたためたい。ここは食肉専門ブログといっても過言ではないのだから。


(追伸)
俺の食肉作法の同士を見つけた。
http://park20.wakwak.com/~yaki-niku/banduke2.html
がそれなのだが、こちらの番付の東西横綱が「らぼうふ」と「ゆうじ」となっている。
ここに渋谷「たくま」を加えた3軒で、江川・西本・定岡クラスのローテーションが組める。

「らぼうふ」については→http://d.hatena.ne.jp/sixdayboys/20050424
「たくま」については→http://d.hatena.ne.jp/sixdayboys/20050319


(パイン)

*1:知念里奈、レゼペン沖縄ASの記念碑的シングル