モジュール化

確かに今週の先端研は、それを見たことを後悔するような内容。
若者の自殺に対していまさら何か言うことは難しすぎる。
アンガールズは単なる進行役で、身の置き所がなかった。
稲垣吾郎のGoro's Barでは、シャカに対して次長課長
アンガールズに替えられるぞ」と言うのが定番になっているのだが、
番組が今後昨日みたいな感じなら、Goro's Barに出たほうがアンガールズにとっても幸せだと思った。
余談だが、危機感を感じたシャカが先日の放送では伝説のイヤーン空手ネタを披露し、微妙な滑り方をしていた。
考えてみれば、イヤーン空手はヒロシとかいつもここからのネタと似ているわけで、お笑いブームに先駆けすぎて、逆にフォロワーみたいに思われてしまう悪循環にはまっている。ブームが向かい風になっているのだ。
物好きな方は↓を

イヤーン空手

イヤーン空手

とはいえ、お笑い界には場違いな環境だからといっていつものペースを崩さない猛者もいる。南海キャンディーズだ。

先日、どういうわけか深夜のミシンのTVショッピングに出演した2人は、いつものネタ(通常は、山ちゃんが医者のオペをやるネタ)をモジュール化し、ミシン版を展開した。

モジュール化とは
業務における各機能を個々にパッケージ化。
必要な機能だけの導入が出来、その後のモジュール追加でシステムの拡張が出来ます。
各モジュールごとにカスタマイズ(プログラム修正)に対応。
各モジュールを組み合わせることで、コストを抑えたシステム構築が可能。

会場には、サクラのおばちゃんが30人程度。
やまちゃん「このミシンいいだろ〜、いろんな機能があるんだよ」
しずちゃん「じゃあやまちゃんミシン使ってみて、私野生のイノシシやるわ」
といういつもの流れで、しずちゃんがイノシシをやるのだが、
会場は完全にドン引き。天晴。
その後も、しずちゃん「このミシンで急所を打てば飼われてる熊なら殺せるわ、野生は無理やけど」とか、ミシンのセールスに来たセールスマンにしずちゃんが求愛のダンスをして、やまちゃんが「こんなに我慢づよい奴はじめてだよ」とか言ってるだけ。おばちゃんからの笑いはゼロ。
いつの間にか、ネタはカットされ場面は変わり、会場にいた西村知美が、その後のフリートークの流れの中でさりげなく機能を紹介させられていた(その知美にしずちゃんは「えらいなー」といってアメあげてた)。
単純な比較はできないが、キャンディーズはひとつ伝説を作ったわけで、アンガールズもなにかできることはあったのかもしれないと思わせる。少なくとも、能力的に劣後しているわけではないのだから。
やっぱり、お笑いを志して、吉本に入るかどうかというのは大きなポイントなのかもしれない。就職活動で、最初に三菱商事を目指す人と、どこかの倉田貿易とかを目指す人では、能力はさておき、精神の貪欲さが違うはずだからだ。
(昨年のフジの24時間テレビにおける「恋のカマ騒ぎ」での吉本オールスターに囲まれたネプチューンを見た方なら、言ってる意味を理解できると思う。)
そういえば、やまちゃんはどこかで、千葉から大阪の吉本の学校に「留学」したのだと言っていた。
見栄えのいい能力ではなく、貪欲な精神が伝説を作るのだろう。
(パイン)