モノの順序として

酒を飲む、そうしたらテンションが上がり過ぎる。
テンションを抑える方法をいろいろ考える。
しかし、どうにも抑えられないで困る、途方にくれる。
傍から見ていると、飲まなけりゃいいのにと言う話だ。


それと同じようなことをしているのだ。


自分はダメだと自分を責める。
そうしたら、どうにかしなきゃいけない気がして不安になる。
不安にならない方法をいろいろ考える。
自分を守ってくれる金がほしい、スキルがほしい、あるいは愛情友情(ZOO的)が。
しかし、不安は治まらない。(それどころか、金やスキルがない現状をより一層蔑む癖がつく。)
傍から見ていると、自分を無理して責めなきゃいいのにと言う話だ。


何かきっかけを見つけては、あら探しをしては自分を責める。
例えば、ダンスは楽しかった。しかし、自分はまだ練習が足りない、
使い物にならない。プロになれないなら無駄だ。


例えば、昇進昇格した、しかし、自分はオーナーでもないただのリーマンだ。
周囲にいつ裏切られるかもわからないから無駄だ。


何とかして現状を台無しにするきっかけを探す。
ダメであることを、理由付けしようとする。
楽しい気分でいることが自分には許されていないようで、人に見られないかとヒヤヒヤする。


そういう感じで、常日頃から自分で自分を責めることを繰り返し、
勝手に不安に陥るように(無意識に)自分で選択しておいて、
どうしたらいいのかといつも途方にくれる中毒。
前向きなことを考えたいものだが。
ただ、そんなときに前向きなことを考えると、
その前向きな状況から現状を否定し、今の自分を攻撃する結果になりがち。


自分を責めることが、何らかの生存する上で必要な適応だったのだと思うが、
自分を責めることで手に入るものがあると考えているのだと思うが。*1
しかし、それは奴隷の生存術でしょう。
どうにもならないいやな気分ですごさなくてはならない。台無しだ。
この俺流ライフハック、限界に来ている。


だから、将来の夢のこととか、今後の改善とか、理想とかそういうもの以前に、
自分を責めることを金輪際一切やめることが先なんだ。
無意識に中毒のようにやっているところを注意深く監視する。
病的な自己否定から、現状を超えるすばらしいビジョンなど生まれてくるはず無かろう。
身から出るのは錆だけだ。


また、他人の批判、否定についても、それが二度と繰り返されないように対応する一方で、
本質的な自分の価値自体には影響を与えることはできないと確認する。


上記を徹底し、もしも困ったことがあったらそのとき考える。
また、経過報告させてもらいます。たまにはTELヨロシク。



(P)

*1:『幼少期に虐待等で理不尽に傷付けられたことへの対応として、自分の側に帰せられるべき罪があると理性的に言い聞かせ続けなければ発狂するのを防げないため、自分の悪いところをとにかく「理不尽に」探し、自分を「理不尽に」責め続けることを反復することで、正気を保った』とかの説明が一般的には考えられるね。物心ついたときから、ずっとそうやって自分を責め続けてるからね。