「なつみ」をもじった数字

さて、超・根源的な二者択一です。
①なるべく頑張んないで結果合格するのと、
②できるだけ頑張って結果合格するのと。
どちらがいいか?


というときに、
確実に俺は、「なるべく頑張んないで合格」を目指すことに人生を賭けるあまり、
これまでずっとなるべく頑張らないところから始めて、
そのまま頑張らないことをスタイルとした。


頑張らないで合格するというのは、天才で無いので結構難しくて、
だから、毎日やり直している。
毎日改めてスタートを切って、頑張らないで合格しようと、
頑張らないでいる。


その一方で、中高の先生とかがそうだったけれど、
頑張ってやったこと、夢中になった時間が大事という人もいる。
全力尽くした結果の合格だからうれしいのだ、という人もいる。


で、俺はというと、頑張んない結果合格して、その後、そこそこやってきた挙句、
ある日こんなことに自分にとって何の意味があるのかと怒り狂う。
まさに疾風怒濤。シュトゥルム・ウント・ドラング

ヤミ金42歳男がモー娘追っかけ1000万円
 神奈川県警生活経済課と海老名署は25日までに、横浜市保土ケ谷区、無職青木一幸容疑者(42)を出資法違反(超高金利受領)などの容疑で逮捕した。同容疑者は6年前にヤミ金融を1人で開業。これまで約1億円を荒稼ぎしたが、うち約1000万円をアイドルグループ「モーニング娘。」の追っかけ軍資金に使っていた。中でも元メンバー安倍なつみ(25)の熱狂的ファンで、米ハワイのイベントに遠征したり、逮捕時も安倍とのツーショット写真を複数持っていたという。
 調べでは、青木容疑者は今年1月9〜30日、神奈川県の男性会社員(27)ら3人に計10万円を貸し付け、法定金利の17〜58倍の利息を取っていた疑い。容疑を認め「以前ヤミ金で働いていてノウハウを知っており、短期間でぼう大な利益を得られるおいしい仕事と思い、自分でもやり始めた」と供述しているという。
 青木容疑者は01年6月、消費者金融から借りた約420万円を元手に、自宅の市営住宅ヤミ金「たまごクラブ」を1人で開業。近隣にチラシを投かんするなどして地道に宣伝し、口コミで顧客を広げたという。
 貸すのは数万円程度が多く、客の大半は多重債務者。初回は対面取引だが、その後は携帯電話と振り込みでやり取りでき、かつ脅迫的取り立てをしない気軽さがうけ、これまで約400人に計約1億5000万円を貸し、約1億円の利益を得たという。うち約250人はリピーターになった。
 青木容疑者は利益のうち約1000万円を「モーニング娘。」などの追っかけに投資した。98年のメジャーデビュー直後からファンクラブに入っていたが、中でも大ファンだったのが、04年に卒業した「なっち」こと安倍なつみ
 ヤミ金が成功するに連れ、安倍への思いは過熱。稼いだ金で安倍が出る全国のイベントに密着したり、昨年12月には、約35万円払って米ハワイのクリスマスツアーに遠征。安倍と2人でピースサインをして記念写真も撮った。安倍とのツーショット写真は複数回撮ったとみられ、サイン入りのものも含め、逮捕時も大事に4枚持ち歩いていた。
 ただ「コンサートでは最前列で静かに見ていた」と供述し、ファンとしてのプライドものぞかせているという。また安倍の写真を自室に張ったり携帯電話の中に保存。約940万円で購入したトヨタ高級車「レクサス」のナンバーを「なつみ」をもじった数字にするほど筋金入りだった。
 青木容疑者は、以前運転手などをしており、結婚歴はあるが、ヤミ金開業以降は独身。最近は月200万円程度の収入があったが、家賃約3万5000円の市営住宅で、目立たぬよう質素に1人暮らししていた。知人は「外見は、ごく普通の42歳のおじさんにしか見えない」と話している。
http://www.nikkansports.com/general/p-gn-tp0-20070526-204266.html


頑張って手に入れたものに価値がある。
⇒頑張らないで手に入れたものは、価値のあるものに見えない。


頑張らないで、手に入れる。効率の良いやり方だと思い込む。
一方で、得たもの自体は、価値あるものに見えない。
得るために費やした時間も同等。ただ、短ければ短いほどいいというだけの時間。
時間を費やす価値など無いという前提。それに時間を費やしている逆説。


そして、それが繰り返されていくと、自分の認識にバイアスがかかる。
未来にあるだろうものすべて、さっさと手に入れたい。
どうせ、きっと手に入れてもそんなうれしくもないと思えてくるので、
できるだけ時間かけず効率的に。
手にしても、きっとたいしたこと無かろうと思う。
そもそも、それなら、とりあえずやんなくてもいいんじゃないかと思う。
(参考:http://anond.hatelabo.jp/20070527184840


所詮、たいした喜びは得られない。
でも、頑張らないで得たなら、それでも耐えられる。
頑張っていないから、失望も食い止められる。


で、これを突き詰めていくと、もう全部なるべく早く、労力かけずさっさと終わらせたい。
流して、時間かけずに、終わらせたい、となる。
で、もう早めに死のうか、というところまで行く。


なんか違う気がするのだが、
どこから、論理の誤謬が・悪循環が始まっているのかわからん。


(P)