ワンランク上!の「条件」

後戻りはしないということで、野心的な感じを追求し、
「あいつ、野心的でいいじゃないか」という感じに、
自分をまとめ上げていきたい。
そのため、昨日は、午前中、近所のジムで7キロ走り、
午後、ダンス教室を2コマ参加。


ダンスの代講の先生はリリーフランキーみたいなルックスながら、
ダンス界では有名な人らしかった。
レッスンというよりか、ワークショップ形式で、
ダンスが上手くなるためのポイントを掴んでいくという構成。
ルーティンはなく、リズム取りとステップの反復から、
生徒がなにかに気づいていく90分。
以下、うろ覚えだが議事録。

  1. 体を動かしているだけで、リズムを打っていないとかっこよく見えない。
  2. 3ヶ月間一日3時間ずつ、アップをやって、黒人的なリズム取りが出来るようになった。
  3. リズム取りでは、体を分節(首、胸、腰、膝)しそれぞれが一体となって動いていることを確認する。
  4. 最初は大げさに全身でリズムをとる。そのうち、表面的な動きは小さくしていきながら、首、胸、腰、膝が一体となってちゃんと動いているようにする。
  5. 胸、腰がちゃんと動かないで、体の表面で踊っている最近の若者。ロックダンスも同じ。
  6. リズム取りは、基本は4つ、上下前後でのリズム取り。応用は、リズムを打つ際に、体のどこの部分を強調した動きとするか(アイソレーション)。
  7. ソウルステップはたくさん種類があるように見えるが、リズム取りの基本と応用を押さえることが第一。
  8. 単純なリズム取りすら、説得力のある自分の踊りになるように表現しよう。
  9. そのためには、曲を聞き、そのニュアンスを表現すること。曲調に合わせた表現が出来ていないと、ダンスにならない。
  10. 例えば、メロウな曲なのに、はねるリズムで踊っているのは変。曲を聴き、動きだけではなく、自分で考えながら、ニュアンスを伝えるように踊っていくこと。
  11. ソウルダンスは男女ペアで踊るための愛情表現の踊り、ディスコで楽しむための踊り。体を動かすだけでなく、その先を見据えよう。それがうまくなるための鍵。


3ヶ月間一日3時間ずつアップやった件が響いた。
やはり、反復に勝るものは無いのだが、
それが出来ることがすごい。
3ヶ月しないと、結果がでないわけで、
それまでの2ヶ月目とかに毎日3時間リズム取りを続けたが、
まだまだ時間が必要だとなったときに、
心折れたりしないのだろうかと。


強い思いをもって続ける精神力、
明日が見えない中で時間だけが過ぎていく重責に耐える。
これはかなり野心的な行いだ。
ワンランク上の、セレブだけがとりうる勤行である。
そういう戦いを続けた証が、
身体(意識)の変容を通じて今も残っているのだろう。
だから、説得力のあるダンスになる。


その結果もさることながら、
精魂こめて日々を送ることは、
非常に濃い、思い入れのある、一貫した人生を
作るのではないかと思う。
人生を丹念に、大事に生きる。
自分を大事にするというのはそういうことでしょう。


毎日を刹那的にやっていると、
すごい疲弊感が出てくる。
なんか、日々、ハードにいろいろやってんだけど、
疲れるだけで、使い捨てているような。
仕事しても、消費しても、何も積み重なっていかないような。
回りの現実の環境に囚われっぱなし。
確かに、同期一の出世頭=模範囚という感じもする。
何の思いもないなら、どうでもいい人生になる。


だから、いっちょ野心的に、
思いをもって単純なことでも積み重たいと思うのだが。
それがいいとわかっていても、
早速いろんなことが気になってきた。
「結果、うまくいかなかったらあいつにバカにされる」
「やっても、何も変わらないのではないか」
「失望したくない」
というような。
巧妙な形で、自分を脅迫する思考がでてくるようになっている。
この、自分に埋め込まれたプログラムは何?トラウマ?
原因はどうあれ、これ、単純にワンランク下。


明日が見えない中で何かに専念する重責を避けるために、
思いを持って生きることを避けている傾向がある。
刹那的に生きる方向しかなくなるような、
心持にさせられる思考回路が定着しております。
どうにかならんか。


以上、道は遠いが、
またひとつセレブへの階段を登ったのだった。


(P)