仕事は人生の翼

俺達は、寝ている時間以外の大半は仕事に費やしているのだから、
人生が面白いか、つまらないかは、
仕事が面白いか、つまらないかが決めてしまう、
と言っても間違いないだろう。


10年近く、サラリーマンをやってきたにも関わらず、
この問題を直視せず、
当然、決定的なソリューションも得られずにここまで来てしまった。


世間的にも、
会社つまんない、
仕事つまんない、学校つまんないみたいなことは、
当たり前過ぎて、ことさら取り上げられることもないが、
朝の通勤電車にあの嫌な沈黙が蔓延するのに、
他の理由があろうものか。


最近、週末があんまり楽しいものだから、
なんで平日はこんなにつまらないのかと問題になり、
聖域なき構造改革を、とようやくまともな思考が出来るようになった。


幸運にも、ワーカホリックと一緒に働いてて
(彼は仕事以外からも楽しみを得られるタイプのワーカホリックだが)
最近、気付いたのは、
仕事は「追われている」内は面白くなることはなくて、
仕事を追うようになると途端に楽しくなるということ。


とは言っても、追われない程の適度な仕事量を任せられることは少なく、
通常の勤務時間(平日のフルタイム)は全て、
そこ(追われている仕事に対応する)で費やされてしまうから、
結局、仕事を追う側に回るには、
週末や平日の睡眠時間を投入していかなければならない。


ここが実は分水嶺になっていて、
仕事に追われて、ようやく逃げ込んだ週末で、
敢えて仕事に取り組むことで、仕事を追う側に回ってしまえば、
最初少し苦痛を我慢して、分水嶺を乗り越えることが出来れば、
やればやるほど面白くなる、というスパイラルが待っているという仮説。
(仕事をサボれば、サボるほどつまらなくなるのと同様に)


(K)