ストリートダンス部 第二章「旅立ち」

俺達はついに姫(Kumiko)と弁慶(Kumikoの一番弟子)のクラスを卒業することを決意した。
これまで、楽しいからとか、
半年続けてみようとか、
色々な言い訳を試みたが、
やはり「姫見たさ」以外の強いモチベーションがあるわけでもなく、
そして、デブ三人組にアリーナ席独占されることによって、そのモチベーションすら満たされず、
そんな状況にフテくされた結果を前向きに捉え、
Free Style(姫のクラスよりかなり難易度高い)のクラスにステップアップしようという判断を下した。


もっと直接的なきっかけは姫の右脇(関係者席)で踊ることが多かった女子(高三)が、
振りのマスター度(辛し的なことではなくて、修得の度合い)はともかく、
ニュアンスのマスター度はまだまだ進展の余地があるように見えたにも関わらず、
直後のFree Styleのクラスで必死にステップを踏んでいる姿を見てしまったこと。
こんな小さい子がこんなに頑張ってるのに、俺なにやってるんだ的な。


あと、「姫の顔がキツネっぽい」と気付いてしまったことも一因となってるかもしれない。
高三女子の顔はアンパンマンドキンちゃんの顔に見えてくるし、
ダンスの所為で認識能力(右脳)が活性化されてきたのか。


Free Styleの先生についてちょっと調べて見たら、面白いInterviewを見つけた。
そこでわかったのは、Free Styleの先生はSoulの先生と同郷の出で、
今も二人は同じUnit(Breakydelic)でPerformしているということ。
写真右奥がSoulの先生で、Free Styleの先生はまだどの人かわからない。



最重要コメントだけ引用しておく。

http://jens.to/movement/interview/dancer/breakydelic/


U-KI:踊り的にはグルーヴ感とか、フィーリング、リズムに相当こだわっています。形としては見えないけれど、一人一人こだわっていることが、結果 として個性になって、その人の「カッコよさ」になると思っています。だからダンスだけでなく、音やファッションにもこだわってますよ。あと、歴史ですね。現在に至っている過程を学ぶ事は大事、それを知っているのと知っていないのとではかなり違ってくると思います。

キャステラ