伝言
七七日がやっと終わりました。
穂村弘ばりに、自己啓発本を読んで自分を励ます日としました。
- 作者: アービンジャーインスティチュート,金森重樹,冨永星
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2006/10/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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人との争いの只中で自分を正当化するには、相手がひどい奴であることが必要。
希望のない毎日で自分を正当化するには、目標・憧れの先がいくらなんでも遠すぎることが必要。
人は現状維持を志向するから。悪い状況を必要としているということになる。
遠すぎるから無理でした。として、近寄らないこと。行動しないことを選択している。
そうなりたいという気持ちを裏切り、現状を正当化しようとする。
あきらめる癖というか、前を見ない癖がつく。
何も達成しない。
同時に、鏡で自分の事を見ない、面と向かった人の目を見ないなど。
自分を正当化しようとすることが目的となっているならそれは恐ろしいことだ。
外界の現実と何も関係ないところで、何も影響を与えられず死んでいく無力感。
何かを実現しようとすることに集中せず、自分をどう正当化するかに囚われている。
その正当化の目的は何でしょうか。これまで正当化してきたことの正当化でしょうか。
そんなことに何の意味があるのかということになるのではないか。
意味のないことが人生のメインとなっているのではないか。
コーチング等、メンタルモデルの書き換えが流行っているようですが、
たしかに、やる気出すとか人の役に立つとか以前の問題に蝕まれている状況では、
生産性・成果・実績にストレートに目が向かないので、問題外ですよ。
結局何がしたくて、いろいろぐるぐる回っているのかと、再考を促された。
七七日の席上、言われたことがあって。
俺が幼稚園のころ、他の子とまったく話をしないという問題を抱えていた。
それを聞きつけたある大人が、なぜ話さないのか、5歳ぐらいの俺に聞いたら、
「馬鹿とは話しないんだ」と答えたという。
まあそういうことを聞いた日にこういう本を手に取ったことも、
あながち偶然とはいえないだろう。
神秘的な伝言として記憶しとこう。
(P)