あいつにゃとってもかなわない

資本主義のために働くというのが、BtoB。今日わかった。
それは終わりがない。感謝されることもない。
ある種の終わらない日常的な戦争だからだ。


その中で、自分を動機づけすることは大変難しい。
なにをしても、資本主義的競争機械の整備をしているわけだから。
人間の生活とか思いとかいうものとは、直接関係ないわけだから。
下部構造だから、あくまで。


資本主義に尽くすには、自分もとことん資本主義的に振舞うことが一番だ。
効率性、生産性。それを、提供し続けること。
我々の顧客は資本主義だ。
今日わかってしまった。


帰り道、それまで、感情を殺しているので、
人間性がよみがえるまでに、時間がかかった。


逆に、この中で、自分で意見を持って、方向性を出すことは結構難しい。
資本主義の様子を見ながら、ニーズを探るということになる。
だから、なかなか、職場で自分はどうすべきかということが
わからない時期もあったが、
人間として考えるよりも資本主義として考えることで、
さしあたり、意見ができてくる。
で、俺はこうしようと思うが、いいかね?という。
で、それでやっていく。
やるにあたっては、できるだけ、無駄を省くことが大事。
で、お客の会社に持っていく。
お客の会社で勤める人も、
「資本主義に聞いてみないといけませんね」という。
資本主義がそれでいいと思えば、金の流れが生まれる。


金の流れが生まれるが、感謝されることはない。
資本主義には感謝する暇はない。
感謝を求めない、それも資本主義。


でも、自分も資本主義な時も多いから、それは仕方ない。
今日、自分が何をしているのかが、明確になった。
いままでそれもわからずにきたのだけど。
明日からは、資本主義に照らして正しいことを追い求めていければと、考えます。


そう考えると、このブログで取り上げる人物の属する産業は、
ほとんどが個人を相手にしているBtoCで、
その辺の憧れが、まあ現実逃避気味なのはいいとして、
しかしひとたびBtoCで働いたら、
人に資本主義として接するというジレンマにストレスも感じるだろうし。
少なくとも、資本主義と資本主義が、
名刺交換しあっているBtoBの現場なら、
まだ、一種の「昼間のパパはちょっと違う」という言い訳の元、
お互いが演技をしていると言い張ることもできようが。


資本主義という通底するグルーヴの上で、踊れるだろうか。
周りの人と、息を合わせて動けば気持ちいいだろうか。
俺がイマイチ、自分の立ち位置とか読めてなかったのは、
その辺のみんなが依って立つところが見えてなくて、
ルールがわかってなかったみたい。
周りに溶け込んでいくには、この辺からですかね。


資本主義として、話し、書く。
今年のかくれテーマです。


{定義}
BtoB....永久に走り続ける機械のパーツ整備。
BtoC....整備して疲れた人を癒す。


(P)