ザ・ドリームマッチ

毎年恒例の芸人をシャッフルする奴。
今年はダウンタウンのお二人も出場。


興味深かったのは、優勝もしてしまったのだが、
浜田さんをロンブー淳がいじりまくるネタ。
リンカーンでほっしゃんと矢作にパイを投げられた回ぐらいから、
浜田さんをいじるのが最高という認識が出来上がったが、
そのちょっと前のガキの使いのバンド「創世記」で、
デーモン小暮の真似をやらされてるぐらいから、
浜田さんが凹まされてるのは旬になってたみたいで、
山崎邦正も年末のスペシャルで「浜田さんがつらそうにしてるの見て家族で笑ってる」
と発言していた。
そういう意味では旬のネタを、シンプルに打ち出したのが勝因か。


松本さんと三村さんのは、
二人ともコントにおけるキャラ設定がもう完成してるから、
見る側にすでに膨大な記憶のアーカイブがあって、
既視感が激しい。
見てる間に、キャシー塚本だったり、
バカルディ時代の三村レポーターがなんかの達人の大竹さんを訪ねるネタだったりが、
現れてきてしまう。
オチもだが、面白いんだけど、つい過去の作品と比べてしまって、
さすがにこれがベストと言うわけにはいかない。


そういう意味では、ウドとか亮とかと組んで、
ぜんぜん破綻したものをやる姿が見たかった。
もはや、松本人志をいかに壊すか、が大事なのだ。
同じことは大竹さんにも言える。
面白いんだけど、完成されてて普段と同じすぎる。


来年からは、雨上がり、ココリコのような、
基礎のできた器用な人たちは要らないのではないか。
もっとダウンタウンとさまーあずが困惑し、
破綻してるところが見たいと思った。

(パ)