循環型社会

さっき、帰りの電車で読んだら、結構、深くて面白かった。


社会の二極化、少子高齢化、産業空洞化、中国バブルの中で、
リストラされた銀行員がどう生きるかという話で、
これから必要になるのは「新しい社会の構想」「逆転の発想」という、
ちょっと、ボンド大学MBAプログラムチックな展開が心地いい。


まあ、それはそれとして、よく言われるように、
受験戦争とか就職活動にそれなりのコストを支払っていると、
なかなかそうはいっても、ドロップアウトはできないというジレンマがあり、
そういう迷いを通じて見えてくる人間の小ささ・迫力不足を、
「セレブ」という概念でレバレッジを利かせて何とかしようと試みている。


そして、偶然というか、この来るべき経済・社会構想の分野でも、
すでに実験的な試みを行っているのが、
何を隠そう我らがJEAN-CLAUDE MAKINAKA(真木蔵人)。
「Warp8月号」のインタビューで本人が言及しているとおり、
Makinakaは今、波中心のライフスタイルを確立するために
九十九里脇、太東ビーチ在住。
そこで、サーフショップをやっていることはよく知られている。


が、そこからさらに町起こし=ローカルに自足するコミュニティの立ち上げに
取り組んでいることは余り知られていない。

http://taitobeach.com/

がそれだ。


Makinakaは自分が広告塔になることで、
まさに陸と海しかないこの町に経済を確立しようとしている。
スローライフとか、LOHASとか、いろいろ言う人いるけど、
実効的なやり方でコミュニティの振興に取り組んでいる例としては、
欽ちゃん球団と並んで非常に貴重なものではないかと。

そして、これ↓

なんと、Makinaka御大自らがサーフィンを教えてくれるらしい。
これ、伝わんない人にはまったく伝わんないと思うが、
デューク更家のウォーキングスクール級の事件だ。


今後もサーフィンを主軸に、休日にはDJイベントなどを開く。
だんだんアンテナ高めの人が集まってくるので、
過疎化により不要になった住宅を別荘として再販したり。
地場の名産品のフェア・トレード市場があったり。
Makinakaが全部やってるわけじゃないだろうけど、
なんか、いい感じだ。やるなあ。
未来への道しるべのない旅、もう始まってるんだな。


俺もこの夏、九十九里にMakinakaに会いに行くことに決めた。

(パイン)