Love Body

M&Aして、売上規模が大きくなって、急成長とか言ってるけど、
利益率は下がっているという例はよくあるよね。
そういう意味で、俺が最近思うのは、
飯ガッツリ食っても、元気になるどころか、
消化に費やすコスト増で余計疲れるんじゃないかという懸念。
本当は、各食品の単純なカロリーではなく、
消化に使うエネルギーを引いた収支効率(利回り)を把握しないといけないはず。


で、人間の体力は基本的に上限が決まっていて、
これを使い果たしたら休息しないといけないようになっている。
それゆえ、いくらガッツリ食っても上限以上に体力は補充されない。
そして、消化は人間の活動の中でもかなりの体力が必要なものだと思う、
なぜなら、2時間ダンスをしても眠くならないが、飯を食ったら眠くなるから。
そういう意味で、上限のキャパを上げる努力(=ジム通い、座禅等)がない中で、
ガッツリ食っても補充できる体力は限られているので、
消化によるエネルギー消耗に負けるのでは?と思っていた。


そんな折、アンチエイジング・フード界のバイブルと出会うことになった。

ハービー・ダイヤモンド博士のスリムになって若返る7つの発見―ノーベル賞理論の実践 (プレイブックス)

ハービー・ダイヤモンド博士のスリムになって若返る7つの発見―ノーベル賞理論の実践 (プレイブックス)

ここでは、ライオン等の肉食動物は一日20時間の休息が必要であるが、
草食動物はそうではないという点を引いて、
俺の仮説と同じ見解が示されている。
(詳しくは、アマゾンのレビューを見てほしい。)
そして、この書に、俺が探していた、
消化との差し引きで考えた食物の体力補充効果がまとめられている。
それだけではない、様々な食物の食い合わせについて、
その良し悪しを判定している。


結論として、たんぱく質と炭水化物を同時に食うと、
一番体力を消耗する。(どちらかだけなら可。野菜は除く)
この下りを読む直前、キャステラと食事をしていたが*1
確かに、サラダと野菜スープ、スペアリブを食べた時点では、
満腹感はあっても、疲労は感じていなかった。
が、その後、リゾットとパスタを食った後、急激に消耗した実感があった。
それだけに、この論には説得力がある。


もうひとつ。
エネルギーの差し引きで最大のものは、果物。
特に、ややすっぱい系。
タンパク質・炭水化物がハイリスクハイリターンの株、
野菜が、ローリスクローリターンの債券だとすれば、
果物は、両方のよさを兼ねそろえたローリスクミドルリターンの転換社債か。
よって、食事のポートフォリオにいかに果物を有効に入れていくかが、
全体の差し引きでの収益性をあげるには欠かせない。


よって、俺は、
①この夏、朝は、必ずスイカ半分をスプーンで食う
②毎日ジムに行く前に、ハンバーガー買って、肉かパンどっちかは捨てて食う。
③並行して、ジムワークで体力の上限値を上げ、ガッツリ食うことのメリットを享受できるキャパシティをつける。
ことを自分に課すことに決定。


ほかにも、このダイヤモンド博士の本には、
セレブなら知っておきたい、自分自身のボディを愛するための小ネタ満載。買いです。
個人的には、明治製菓の業績を一手に支えるアミノコラーゲンでおなじみの島田真理子とならぶアンチエイジング界の巨匠だと思っている。

モデルとして活躍するかたわら、ビューティに関して自らの経験・視点から提案を行う。その使用感をふまえたコメントは信頼が厚い。嶋田ちあき氏とは、結婚20年以上になるパートナー。


改めていうまでもなく、島田真理子は、このお顔で40越えてるわけで、聖子が千秋をリスペクトしていることも含め、日本セレブ界に嶋田ちあき夫妻ありというのは最早常識となるだろう。


(パイン)

*1:われわれの母校のある都立大学が誇る日本一のスペアリブの店。詳細はhttp://d.hatena.ne.jp/sixdayboys/20050524