江ノ島で回転寿司を食べる

今日は「十代目 まぐろ問屋 三浦三崎港 江ノ島店」に行ってきた。
まぐろ問屋が出している回転寿司屋だ。
場所は、江の島大橋を渡って*1、すぐ右手にある江ノ島スパの二階。
板前の一人がアンタッチャブルの山崎に似てるらしいよ(実話)」
なんてトリビアを彼女と共有しておけば、歩いて渡ると意外と長く感じる江ノ島大橋も、短く思えてくる。



日曜日とは言え、午後三時半とかなり遅い昼食だったが、
店内には五組ほどの順番待ち客がいた。
恐らく正午前後のピーク時間にはかなりの行列ができるのではないだろうか。
しかし、回転寿司だけあってか、待ち時間は予想以上に短くて済む。


店内はカウンタがほとんどで、
あとはファミリ用のボックスシートが二、三あるだけ。
レールの上を流れる皿を取ることも出来るが、
板前に直接注文してもよい。


ザっと食べた品目のうち、印象に残ったのは、

やはりマグロ問屋だけあって、マグロの部位数と出し方にコダワリを感じる。
だから、ここではマグロを中心にして、
アジやスズキのような地魚、
炙りサーモンのようなちょっと凝った出しモノ、
そして定番のアラ汁、この辺りをサブに置く、と良いのだろう。



とは言え、やはり回転寿司であることには変わりが無いわけで、
いきなりここに乗り付けるだとか、
ここで飯だけ食って帰るというようなデートは避けたい。
そういった先発完投型の使い方には、
待ち時間やロケーションのドキワク指数で勝る珊瑚礁の方がまだ相応しい。
珊瑚礁については、カレェ道セミプロ級のパインからコメントがあるはず)


個人的に好きなコースは、横須賀線を北鎌倉で降りて、
浄智寺を脇を抜け(三十分かそこらのハイキング)、
源氏山公園と銭洗弁天経由でインサイド・オブ・鎌倉に入り、
江ノ電沿いに南下して、由比ガ浜通りに出たところで右折、
少し進んだところにある甘味処「こ寿々」にてわらび餅を食べつつ、小休止。


鶴ヶ丘八幡宮にあった蕎麦屋で供されていたわらび餅が評判を呼び、
「餅だけ食わせろ」というわがままな客に応えようと、
四、五年前に出店したのが、このお店。
鶴ヶ丘参道周辺ではなく、敢えてこの場所に出店するだけあって内装も心得たモノだし、
客側も雑誌「kunel」を読んできました、みたいなわかった大人*2が多い。



お店を出て南西方向に五分も歩けば、江ノ電和田塚駅だ。
キャステラ

*1:ダンス経験者ならアップのリズムで。

*2:観光バスツアにて鶴ヶ丘参道にピストン輸送された冬ソナ好きおば様四人衆や鎌倉江ノ島スタンプラリィ中の女子大生(東京家政大学在学)仲良し三人組との対比。ただし、仲良し三人組については、不純な動機や下心が介在する余地のないこのイベントに駆け足・早歩きなど織り交ぜて取り組む姿勢など考えると、見るべきところがあると高く評価する好事家も多い。筆者もそんな一人で、かってスタンプラリィで巡った鎌倉に、いずれステディなボーイフレンドと寄り添うようにして彼女達が戻ってくる様は、さながら鮭がベーリング海北太平洋にまで及ぶ長い回遊を終えて、故郷の川に産卵しに来た様子を想起させ、ふと目頭が熱くなる。