軍団山本110番

先日のめちゃイケにおける、山本圭壱師匠の奈良の迷惑女のカヴァーはやばかった。単に布団を叩くだけでなく、MCの口調、ラジカセから流れるバックトラック、マスコットとしてのミニーマウス人形等を完全再現。もうベテランに近い腕を持ちながら、今の世の中でゴールデンでフリークスへのオマージュを捧げるような真似をしてしまう手に負えなさに感動。(現在画像検索中。)


MC奈良については、http://d.hatena.ne.jp/sixdayboys/20050420
のエントリもご覧ください。


極楽とんぼには危険なイメージがあって、それは主に加藤浩次の狂犬キャラによるものであると解されているが、ギミックでなく危険すぎるのは常に圭壱師匠だ。それはやったらいけないことをやる奴、という文脈で。
昔ロンブーの「格付け」男性編で保坂尚輝が出る会に、淳はちゃんと圭壱師匠をブッキング。尚輝がブチ切れて、ハーフの男子が泣くという局面があったときも、その険悪な空気こそ自分の仕事場とばかりに圭壱師匠がなんか口を挟み、保阪も「山ちゃん、そりゃまずいよ〜」ぐらいの感じで笑顔になってて、山本やべーなと思ったものだ。
要するに、ガチンコ要員なわけだ。かつて、アントニオ猪木はペールワンとかウイリーとかとの異種格闘技戦には必ず「テロリスト」「関節技の鬼」藤原喜明を帯同したものだが、それと似ている。
他に吉本のガチンコ要員には今田耕治兄さんがおり、圭壱師匠同様のレスペクトを受けている。ナイナイの岡村さんが、この2人の「ポリス」にどれだけ救われてきたかを語ろうとすれば、一晩あっても足りないぐらいだ。


で、新日本プロレスにガチが強い藤原道場があったように、吉本にも軍団山本という派閥がある。淳、ココリコ遠藤、ワッキー、庄司等のガチンコ弱い面々が揃っているのだが、軍団の下層の方には、生徒に悪戯したのがばれて教師を首になった奴とか、30年髭をそらないと決めている奴など、往年のガチンコ軍団であるたけし軍団に近似するようなフリークスが揃っている。メンバーの選定に山本の狂気を感じ、ナイナイの護衛以外でゴールデンは似合わない理由が察知できる。
また、その軍団の下層の奴には、たけしヨロシク適当なあだ名をつけており、教師を首になった奴は「ひらいけん」、髭をそらない奴は「パン屋さん」というらしく、人権無視感覚が80年代前半を思い起こさせる。感覚としては、この映画の匂いだ。


それ以来、「パン屋さん」っていう単語に敏感になっていたところ、シンクロ二シティで、ヤバイパン屋を選挙ポスターで発見。

がそれで、われらが康夫ちゃんと一緒に食パン一斤を持って写ってるこのポスターからは、他にはないオーラが出てた。以下、「パン屋さん」の政策を引用するので、心して読んで欲しい。

何で? 行革パン屋か


パン屋(ウッドペッカー)の
朝は、午前 4:30時から始まる。
 脱サラで始めた 手作りパン屋も24年、
内地産小麦100%、自家製天然酵母
 全粒粉は店内の石臼で自家挽き、
  小倉餡も北海道十勝産で自家製、
   そして、サンドイッチには自家製ハムと、
    「自然・健康」にこだわり、
  スローフードを実践する。
テレビ・雑誌等で「こだわりの店」と紹介されている。
 生活に密着したパン屋だからこそ、
役人の無駄使いに腹がたつのかもしれない。
役人は後藤のことを「行革パン屋」と呼んでいる。

カンパの振込先  郵便振替 00110-1-21257 後藤雄一の会


詳細:http://www.gyoukaku110ban.jp/contents/profile.html


よくわかんないけど、市民の味方の「パン屋さん」。
あなどれないから、今後。気をつけろ。


(パイン)