熱血プリティバレー部
プロジェクトXの長い歴史の中で、最も反響が大きかったのが、泣き虫先生の回だったそうだ。泣き虫先生とは、いうまでもなく、スクールウォーズの山下真司のモデルになった伏見工業の山口先生のこと。
プロジェクトX 挑戦者たち Vol.12 ツッパリ生徒と泣き虫先生 [DVD]
- 出版社/メーカー: NHKエンタープライズ
- 発売日: 2001/12/21
- メディア: DVD
- クリック: 26回
- この商品を含むブログ (12件) を見る
概要把握のため、レビュー引用
「泣き虫先生の7年戦争 スクール・ウォーズ」の元ネタになった実話です。元全日本代表のラガーマンが体当たりでツッパリの巣窟、ラグビー部に監督として就任することから始まります。監督と生徒が初めは猛反発しつつも、花園高校との記録的な大敗をきっかけに一年後、宿敵、花園高校を倒して京都一になるまでが描かれています。特に、高校時代は歪んだラグビーボールのような生徒たちが、卒業後それぞれが社会で立派に働いている姿に感動しました。
こないだも、ゴルゴの家でこれ見て泣いたことは先日お伝えしたとおり。
http://d.hatena.ne.jp/sixdayboys/20050429
で、熱血プリティバレー部。
プリティバレー部っていうのは、事務所クビ寸前の売れない女子モデルとか女子タレントを集めて、バレーボールチームを結成させ、負けたらクビという企画。
売れないには売れないだけの理由があり、基本的にやる気がなかったり、言葉のひとつひとつがウザイ女ばかりを集めている。
そしてそれを指導するのが、「幻の左」こと中田久美さん。尾崎豊とも同級生である、久美さんがいかにヤバイか。今更俺が言うようなことではない。知りたい奴は、今すぐこれ読め。
- 作者: 二宮清純
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2003/03
- メディア: 単行本
- 購入: 3人 クリック: 22回
- この商品を含むブログ (22件) を見る
その他部員については画像&日記が番組HPで入手可。
http://www.ntv.co.jp/pretty/
で、部員の1人に、花歩ちゃんていうギャルがいて、この子が問題児役。
初日、舞台衣装みたいなエロいピンクのドレス着て来て、久美さん激怒。
でも「いいじゃない私だれにも迷惑かけてないもん」みたいな、プリンセスプリンセスな感じで。
HPの写真だとかわいくないけど、テレビだとかわいい(と思う、根性曲がった感じも含めて)。あびる優もそうだけど、THAGな感じで曲がった女子の、でも女子なりに時たま見せる脆さや儚さにグッと来る。
ちなみに、花歩ちゃんの画像探してたらみつけたんだけど、これでいいのかな?
鈴木かすみとHermiesCrab 『ヤドカリカリカリ』HP(写真左)
http://www.crownrecord.co.jp/yadokari.htm
8こ下のガキのヤドカリの歌のバックダンサー・・・、悲しすぎる。
広末涼子MK5のときも後ろで謎のハーフ女子が2人踊ってたが。
こんな仕事させられ続けて、たぶん、根性や精神が失調気味なんだと思う。
で、久美さん切れて「情けない」とか言って泣いて、帰っちゃって。
その辺、山口先生的なんだけど。そこまでが前回。
おお、これはプロジェクトXに対するアンサーソングだなと。
俺としては、番組の構成上いずれ花歩ちゃんは従順になって、スクールウォーズの大木のようにむしろチームを引っ張っていくことにならざるを得ないと予想できたので、いかにそこまでをドラマとして描くかで、久美さんの大人の魅力と、花歩ちゃんのキャワイさが引き立つのか期待してた。
内田樹によれば、物事を学び成長していく上で一番大事なのは、どのように、自分の中に新たな知識なり指導なりを受け入れる体勢・構えを作るかにかかっており、教育者に求められることになるのは知識というより、いかに何でもいいから結果として生徒に受け入れ態勢を作り出せるかの能力であるという。
(詳細は、たぶんこの本だと思う)
- 作者: 内田樹
- 出版社/メーカー: 晶文社
- 発売日: 2002/11/25
- メディア: 単行本
- クリック: 22回
- この商品を含むブログ (33件) を見る
そのような観点から、花歩ちゃんが一枚一枚脱ぎ捨てていくことを大いに期待してたのだ。
でも、昨日、なんか、とりあえず花歩ちゃんマジメになってとりあえず練習してた。
噛み付く矛先が、久美さんじゃなくて他の地味な部員(LEON的に言えば、地味女=ジミータ)になってるし。
全然、おいしくない。
っていうか、少なくとも花歩ちゃんは、他の部員よりかは花があってかわいいと自分で思ってて(俺も思うけど)、それゆえ、こんな奴らとバレーボールをやらなくても本当はいいはずなのに・・・っていう納得いかない感じが見えるところがいいのに。
他の奴らに噛み付いてたら、飛びぬけた存在であることを辞退したようなものだ。
そうなると、久美さんも輝けない。
久美さんの指導者としての愛、母性愛、「女は海」ぶりを心行くまで堪能したかったのに。
プリティ・ガレッジは、YOUとHitomiを中盤に入れたり、セレブ漁業やったり、テーマ曲がアラベスクだったりと、アイデアはいいと思う。あと、スナックプリティで、看板を運んでるときの身のこなしを見て、ゴリは絶対に仕事に手を抜かない男だってことは再確認した。*1
でも、いつも錬り方がいまいちで、期待を超えることが一度もない。
大体、ガレッジセールはトーク下手なのに、トークの時間長いし。トークはV6と比べても五十歩百歩だから、「学校へ行こう」ぐらいの感じで企画モノだけにしたほうがいい。しかも、それでわざわざ呼ぶゲストがいまさらヒロミとかホリケンとかで、超寒い。番組暗くなるだけ。
熱血プリティバレー部は、暇なときに俺の心の中で進展させて生きたいと考え、プリティ・ガレッジを「すご録」リストから外した。
代わりに、「長州小力*2」「井上マー」の二大オマージュ芸人をキーワードに追加した。
井上マー ネタ
GジャンとGパン姿で、ギターをひっさげ、「学校の新任教師」という設定で、尾崎豊の曲の歌詞を織り交ぜながら叫びます。例えば、
聞こえる・・
ヤワラちゃんの前髪が叫んでる・・・
もう縛られるのはまっぴらだ!!
聞こえる・・
酢豚の中に入れられちまったパイナップルが叫んでる・・・
ここは俺の居場所じゃない!!
聞こえる・・
ブラジャーの中に無理やり押し込まれちまったパットが叫んでる・・・
もうウソなんてつきたくないんだ!!
http://owaraisapuli.ameblo.jp/entry-6d35c85a3c640a470a35db6d1780fa06.htmlより
(パイン)