オールドスクール復権

今日はある未公開の人材ビジネス企業の面接に行ってきた。
ポストは事業企画。
この日の為に、セレクトショップ・キムラヤで購入したHUGO BOSSの7万円のスーツを着て、
勿論、靴もキムラヤで揃えたモノだ。
今思えば、TUMIのバッグを買ったのもキムラヤでだ。。


時間よりも早く目的地についてしまったので、
オフィスが入っているビルのロビーにあるソファでくつろいでいたら、
いきなり「○×△の木村です!」と話しかけられ、
続いて「名刺100枚交換するまで帰ってくるなと言われています。名刺交換してください」と畳み掛けてきた。


俺が「すいません、名刺持ってませんので」と大人な対応をしたら、
木村はあっさり矛を収め、なんとか事なきを得た。
○×△は、俺がまさにこれから乗り込もうとして企業の名前だったので、
「こんなカルチャなのね」と思いがけず予備知識を得ることとなった。
後で聞いてみると、営業に配属される新入社員に研修の一環として課せられるトレーニングの一種であり、
心理的な垣根を取っ払う為には合理的な手法だと説明された。
なるほど、その通りだと思う。


弱肉強食のアングロサクソンストロングスタイルを地で行くような会社が、
前時代的と揶揄されかねない古風なトレーニングとして実施しているとはね。
まさに和洋折衷。


ちなみにサラリーマン金太郎の新シリーズは、外資投資銀行がその舞台となり、
オールドスクーラ金太郎が快刀乱麻の活躍をする活劇仕立てで、
ここでも和洋折衷がテーマとなっている。



俺は新興の人材ビジネス企業が順調に売り上げを伸ばしている印象を受けていて、
dipやエンジャパンの上場もそれなりに成功してるし)
もうリクルートが寡占という時代ではないのかと思っていたが、
その牙城を崩せる気配すらない、というのが実情。
売上を比較してみると明確、ディップ30億、エンジャパン69億、リクルートは人材関連の売上だけで1451億。
キャステラ