生命力をめぐって

右肩上がりの時代には、どっかの組織に入って役割やってりゃほめられた。
今となっては、部長やってる?はぁ?尊敬できねえな、とか、
言われたことだけやってんじゃねーよ、ってことになりつつある。
誰かの作った書割の中で踊るんじゃなく、
自分でゴールだったり、なんかをする意味を作る力が、
生きる上で一番大事な力になってる。
それがないと、何をしていても空しく、覇気がなく、異性にもてない等の副作用も。
(参考⇒http://blog.tatsuru.com/archives/000880.php


逆に、舗装された道じゃなくて、獣道歩く人はステキ。
俺もかねてからそう思ってきた。
だから、お嫁さんにしたいランキング首位に、伊藤かずえさんを推したい。

それでなくとも、あしたのジョーのお嬢様みたいなルックス自体が麗しすぎるんだが。
それに加えて、アイドル全盛の頃、
女子はかわいくなくちゃというベビーフェイス一辺倒の時代に、
モデル並みの長身(当時としては規格外。巨人在籍時のジャイアント馬場的)のため、アイドルとしてのブレイクをひたすら禁欲し自らヒール役に徹したかずえ。
生きるというのは、自分の道を切り開くことと知っている。
そうじゃないと、こんな目はできないはず。

先週和田アキ子プロデュースの微妙すぎる介護師ドラマで久々に見て、
その夜夢に出てきた。強く生きろ、というメッセージだと思う。
(そのドラマには他にも、一匹狼・諸星和己樹木希林高知東急、高田純二、華原朋美、梅宮辰夫等地獄を見たことのあるアッコさんファミリーが大集合。ある意味記念碑。)

孤児として育ち、喧嘩に明け暮れる日々を送っていた大垣あかね(和田アキ子)はシスター柿本茂子(樹木希林)に命を救われたことから更生し、下町の片隅で利用者の立場にたった介護サービスを信条とする「おっきな手」社長となっていた。それぞれワケありの従業員たちも家族のいるもの以外は、ひとつ屋根の下で暮らしながらギリギリの経営で頑張っていた。そこに介護産業の独占を狙う「ZEROクリエーション」社長・相馬麗子(南野陽子)が現れ、利用者を誇大広告で釣り「おっきな手」従業員全員にはより好条件で雇うと誘いかけ廃業を迫ってきた。
あかねは介護サービスの方針の違いを理由に断るが、誹謗中傷するビラをまかれたり、従業員の愛華酒井彩名)が暴漢に襲われたりと嫌がらせが相次いで起る。麗子の仕業と憤慨するが証拠は何一つない。そんなおり、あかねが介護する典江(菅井きん)の家に石が投げ込まれ怪我をする事件が起きた。居合わせた大輔(山崎裕太)は「ZEROクリエーション」に殴り込んでしまう。事の次第を聞きつけたあかねは助けに駆けつけるが、そこにはぼろ雑巾のようになった大輔の姿があった。手を出せば相手の思う壺だ…その時、元不良番長あかねのとった行動とは…。

主題歌:「生きる」和田アキ子
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/tv/tv05040401.htm

女子はもともと、社会的な地位が用意されていないため、
自分で自分を押し出していかないと幸せになれないという過酷な現実があったりして、
平均して男子より平和ボケした甘えた気持が少ないんじゃないかと思ったりする。
いつか釣り合いたいとおもう天秤座なキモチだ。

(パイン)