気合が足りないとか簡単に言ってみたものの

結果を出したいと思って取り組む物事は、
すべて仕事と同じように、
時間をかけ、自分を追い込んで磨き上げていくことが必要。


何事もそう。
ダンスも。楽しいうちはいいんだけど、それでぬるいうちは楽しいけど。
だんだん、人に見せる局面になってきたりして、
人様に見せられるように完成度を上げないといけないとなると、
自己流で前に進むことができなくなってきて、
先生に詰められたり、とことん矯正されたりしてくると、
それは相当つらい負荷だ。


その辺、気持ちで何とかしたいとか思うんだけど。
つらさに心折れたりすることも多い。
すると、「そこまでして、ダンスうまくなっても・・・」とか
「そこまでして、金持ちになりたくねえ」とか
「そこまでして、○○でなくていい」という現状維持が根強く現れてくる。
で、何についても何をやっても結局、
根詰めて頑張ることができない人ということになる。
負荷が嫌いということになると、
それ以上どうしようもない。


結局、楽をしたいみたいで、そういう意味で消費することは心地いいのだろう。
金があれば、自分を変えなくても、新しいものが手に入る。
つまり結局、「そこまでして、」というのは、
「自分を変えてまで、」という意味である。
変化を拒む気持ちが見えない前提としてある。


仕事でも、ダンスでも、本格的なコミットメントは、
それを通じた成長や自律によって、自分のあり方を変えていくものであるゆえに、
かなりしんどく、できれば避けたい。

潜在意識は変化を嫌います。
 あなたを守る為に、出来るだけ今までのあなたでい続けようとするのです。
現状のあなたを維持しようとする働きがあるのです。
既にご存知のことかも知れませんが、宝くじで高額当選した人の7割
以上が自己破産しているそうですね。
 年収300万円の人が、いきなり億のお金を手に入れても、自己イメージが
億のお金を持つに相応しい人ではないので、お金の使い方が分らないのですね。
 また、急激な変化に潜在意識がついていけず、元の状態に戻そう戻そうとする
のです。しかもその戻り方はまるで振り子のようなもので、右に大きく振れると、
今度は左にも大きく振れ戻ることになります。
 元の年収300万円に戻るならまだしも、戻りすぎてしまうのですね。


http://archive.mag2.com/0000209614/20070327134004000.html

今置かれている環境や、自分自身を変えたいといくら思ったとしても、
自分の潜在意識は変化を嫌う傾向が強いので、なかなかその成果が
現れず、結局現状に慣れ親しんでしまうことが多々あるのです。

じゃあ、なぜ潜在意識は変化を嫌うのかというと、
潜在意識というのは、まず生命の安全を最優先に考えるからです。

潜在意識にとって変化することは、生命の危険を脅かすもの、
つまり「変化すること=危険」だからそれを回避しようと働きかけて
しまうのです。

そのため、生命の安全を守るためには、今の生活ペースや環境を維持
することが最優先だと認識し、現状維持の方向に潜在意識が働いて
しまうというカラクリです。

では、そのような潜在意識の働きを変えるためにはどうすればよいの
でしょうか?

まずは、潜在意識に変化することは安全なんだよと認識させるための
行動を起こし、潜在意識を納得させることが必要となります。

例えば、日々の生活の中でパターン化している行動、つまり習慣と
化しているような行動を少しずつでも変えていくことが有効です。

例えば通勤や通学の移動を、いつもと違う経路に変えてみるとか、
靴を履く足をいつもの右足から左足に変えてみるなど、ちょっとした
ことでもいいので、気づいたところから少しずつ変化を与えてみる
必要があります。

そうやって、小さな変化を積み重ねてくことで、潜在意識に変化する
ことは安全だよと理解させることが、自分を変化させるための第一歩
だという話を、私は過去に読んだ本から学びました。


http://dokuho.blog82.fc2.com/blog-entry-57.html


「気持ち」の問題は、それゆえ、想定以上に根深いのではないか。
物事を成し遂げるには、ある程度、今の自分の人生を捨てること、が求められる。
変化したら、もうここには二度と戻ってこれない。
それでも行くのか、ということだ。
それぐらい大事な、いわば自分の命をなげうてるような大義がないと。
今の自分自身よりも大事な、何か大いなるものを明確にしておかないとね。
がんばれませんね。


それと同時に、↑の宝くじの話にあるように、自己イメージが大事なんだろう。
望ましい状態にふさわしい自己のイメージを持っているか?(参考
その辺は、トレーニングしたほうがいいかもね。
スポーツ選手は、メンタルトレーニングもするでしょう。
試合中気持ちを切らさないように、普段から、体だけじゃなくて、ココロも。
やっぱ、それぐらい意識的に鍛えていかないと、
「気持ち」強くしたいと願うだけじゃもう届かないかもな。
毎日腹筋50回、見たいな感じで、メントレ毎日15分、とかそういうことかもな。*1


しかし、まあ、一方でそんなことしなくてもさ、金さえ払えば、
今の自分を現状維持したままで、
消費したり、ダンス教室に月謝払ったりすることができるからね。
それでもやるのか?しんどいだけじゃないのか?と。


一方で現状維持してそこで終わっていいのかという問題もあって、
そういうことなら、この資本主義のスペクタクルに抗う道が。
自分は変化しないまま、金銭の授受だけが行われる消費の礼賛から脱却し、
自分が変化することを軸にした「豊かさ」の追求に踏み出すという道。
そうなると、最終的には、
「そこまでして、」自由になりたいか?
という問いに答える必要があるな。
とりあえず、毎日のメントレを継続しながら考えよう。


自由からの逃走 新版

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(P)

*1:身近な習慣として、少なくとも、ハキハキと挨拶するぐらいは心がけよう。