仕事面の充実

「夢は逃げない、あなたが逃げるのだ。」という言葉、
知り合いの議員が教えてくれたのが8年前。


行動すること、時間どおり、なんとかすること。
あたりまえのこと、と思えば思え。
が、最善を尽くしているか、あがいているか、あらゆる手段を尽くす真剣さがあったか。
心構えの問題として。


いつも、諦めが早すぎるという欠陥。
浮ついた心、中途半端な覚悟は、すぐに吹き飛ばされてどこかにいってしまい、
むなしい現実が。
仕事だから、プライベートだから、というが、
自分の人生である、淡白=無責任なのは一緒である。
自分で人生をコントロールすることをあきらめずに、
どういう舵取りをするか、その生命力、生き抜く力で人生の意味が出てきたり、
出てこなかったりするだけで。


論理的に考えれば、人生の価値観、生きる意味が不明確な人にとって、
意味のある仕事というものはありえない。
なにをやっても、むなしいだけだ。。
ここで、仕事と人生を切り離す態度から一線を画す意味が出てくる。
やりたいことを自己決定して進んでいくというプロセスに違いはない。
それが出来ないというのは、生命力がないということ。


自分の現状の所属、肩書きに関係なく、それを決定する本質部分である、
習慣、思考を整えていくことに人間の自由がある。
つまり、日々、進みたい方向に向けて舵取りをすること自体に、
一定の自由意志、生きる営みの本質があるということ。
逆に言えば、仮に転職をして仮象としての肩書きが変わったとしてもそれはゴールではない。


意思決定に当たって重視すべき価値は社会的な価値じゃなく、
自由であることの価値だろう。
自分の考えを尊重する自由。
自分で考えた方向に向け、
現在自分の置かれた環境、時間、立場をどう利用していくか。
これら自分のリソースを最大限に生かして、
有意義な方向に向けてに生きる創意工夫ができること。
それが、「自由」。それが「価値」。
目標に向けた行動の中に、自由の価値が息づいているのです。


自分の意志を追求し、実現するための気持ちの入った時間をすごせば、
それは自分自身に固有の意義のある時間だろう。
例えば、オフィスでやる市場調査よりも、
誰も見ていないところでやるロックダンスの練習に価値がある場合もある。


すべては思いから始まり、メイクマネーはその先。
現実は、人間の思いの後からついてくるように出来ている。
だったら、思いを金で売ったらいけないということになる。
金の卵を産む鶏を、金で交換してるのと同じ。
心を売り渡してはいけないというのは道徳的な箴言ではなく、経済的必然。


(P)