波及効果

セレブめざして始めたダンシングは、
カラダの表面のみならず奥の方の筋肉も、
そしてその奥にある精神も解放するらしい。


猫背で、いつも上半身が緊張状態でチヂこまっていた俺は、
例に拠らず喘息持ちの傾向があった。
ぜんそくは、本当にきつい。
生きているのがいやになる。
かのドゥルーズに身を投げることを決意させたのも、喘息である。

千のプラトー―資本主義と分裂症

千のプラトー―資本主義と分裂症


毎年、季節の変わり目=秋が来ると、
息ができなくなってた。
(原因は父性の欠如⇒父原病―父性なき父親が、子どもを歪ませる、詳細は後述)
3年前の秋には、
福岡行きの出張の飛行機の中で、
息が苦しくなり、意識を失った。


これは、要するに胸が開いていない圧迫感が無意識のレベルで
カラダに染み付いているということ。
知らず知らずに、胸が動かなくなり、気管が狭くなる。


そんななか、ダンスのいろはの「い」、リズム取りのときの、
胸を回す動きをしてみる。
首・腰を固定し、胸を、前、右、後、左に動かし、回し、反対。もう一回。
これ、毎日やってただけ。
ただそれだけで。


「好きなことをして、生きがいを持てば喘息は直る。」と、
全国3千万の喘息患者のバイブルである↓の本には書いてある。

自分で治せるぜんそく根治療法―自宅でできる「生活療法」で難治のぜんそくがよくなる (ビタミン文庫)

自分で治せるぜんそく根治療法―自宅でできる「生活療法」で難治のぜんそくがよくなる (ビタミン文庫)

そのこと昔から知っていたが、今までは直ってなかったから。
この波及効果はでかい。
喘息は、物心ついて以来の自己認識・自己評価のベースだったわけで。
つまり俺のベースは厭世感なわけで。


この部分が変わったら、人心一新が期待できる。
そういう意味で、まずはこの喜びを。
あなたに、そして西田敏行さんに。

(パイン)